日本縦断
最北端宗谷岬から最南端波照間島までの日本縦断歩き旅。3200㎞を111日間かけて歩きました。距離も日数も管理人の一番長い歩き旅です。
- ホーム
- 日本縦断
きっかけ
「日本を端から端まで歩いてみたい」-そう思い始めたきっかけは、イギリス人のアラン・ブースという方が書いた『ニッポン縦断日記』(原題”THE ROAD TO SATA”)という本でした。
この本は、著者が宗谷岬から佐多岬まで、自分の脚で日本縦断をした道中のことを記した本ですが、この本でそのような歩き旅も可能なのだということを知り、自分も歩いて日本縦断をしてみたいと思うようになったのです。
このようにスタートした日本縦断歩き旅だったので、そこに複雑な動機や目的はありませんでした。私の動機はただ一つ「日本を歩きたかったから」、そして目的もただ一つ「日本を北から南まで歩くこと」でした。
目的をこの一つのみにした理由は、私が自分のぺ一スで歩き旅をしている場合、その土地の自然や人々と触れ合ったり、自分自身への挑戦といったようなことは自ずからついてくるものと、今までの経験から知っていたからです。
データで見る旅の概要
旅を終えて
意外に思えるかもしれませんが、壮大なドラマのようなこの旅で辛かったことの一つは毎日の単調さでした。朝起きて歩いて、昼食べて歩いて、宿について夕食食べて寝るという毎日の繰り返しは結構精神を疲労させました。
11キログラムの荷物を背に、1日平均30㎞の道のりを歩いていたのですからもちろん肉体的にも毎日相当疲れました。
歩いたのが秋から冬にかけてだったため、 さらに辛かったのは天気でした。その寒さといったら今でも思い出せるくらいです。また、雨や雪も疲労した身体には辛く、精神も肉体もグッタリさせてしまうような厳しさを持っていました。
もちろん、楽しいこともたくさんありました。一番は、人や自然との出会いでした。素敵な人、素敵な風景と出会った日は、疲れも吹っ飛ぶほどでした。天気のよい日に、車のあまり来ない道をポーッと歩くのも極上の幸せでした。
今、「最後まで歩ききって本当によかった」―心からそう思っています。そんな旅の様子を詳しく知りたい方は、本サイトをどうぞゆっくりご覧になってください。