二ヶ領用水
2022年春、神奈川県の二ヶ領用水を歩いてきました。最大の見所である「久地円筒分水」は、実物を見て、この仕組みを考えた人は本当に天才的だと思いました。
二ヶ領用水
5月にしては暑いぐらいの天気の中、溝の口駅をスタート。しばらく用水沿いに歩いて二ヶ領用水最大の見物「久地円筒分水」に着きました。これは、多摩川からここまで流れてきた水を周辺の農地に平等に分配する施設ですが、この仕組みを考えた人は本当に天才的だと思いました。
その仕組みは、用水を一度地下に潜らせてサイフォンの原理で中心部の円筒から噴出させ、それを外側の仕切り壁で4つに分けてそれぞれに流下させるというものです。このすごいところは、その分配が4分の1ではなく、各流域の耕地面積に対応して厳密に分けられているのです。実際にその仕組みが今も機能しているのを見て、心から感動しました
円筒分水を過ぎた後は、用水に沿ってひたすら上流へ。多摩川と合流して二ヶ領上河原堰堤を見てからは、多摩川沿いを歩きました。本で調べていた多摩川沿いの「たぬきや」は2018年に閉店していたようで、跡形もなく悲しい気持ちになりました。
最後は京王稲田堤駅まで歩き、昼食を食べて帰りました。久しぶりに一人で近場を歩き、とても満足の一日になりました。
歩行データ
- スタート → ゴール
- 溝の口駅 → 京王稲田堤駅
- 歩行距離
- 11km
- 歩行時間
- 3時間半
- 標高差
- ほぼなし