11/11 36日め 西目→象潟

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「白瀬記念館」や蚶満寺など余裕をもって見ながら歩いた1日。芭蕉が「うらむがごとし」と著した象潟は、降りそうな天候のせいか確かにもの悲しい雰囲気だった。

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11/11 36日め 西目→象潟 22km 曇

今日は余裕のあった1日だった。途中で寄り道した「白瀬記念館」も蚶満寺もゆっくり見られて良かった。

しかし昨晩の雷雨はすさまじかった。特に朝4時半頃起こされた「ドーン!」という音は、爆弾でも落ちたのではないかと思わせるような雷の音だった。眠い頭で「こんな西目なんて所で客死するのは嫌だ。せめて本荘に泊まっておけば良かった」などとバカげたことを考えた。

昨日降りすぎたか、今日は雨はほとんど降らず、カサを開くことはない程度の小降りばかりだった。しかし風は結構強かった。休む予定の所に何もなかったため、2セットめは仁賀保駅まで。そろそろ駅かバス停でもないと休みづらくなってきた。

4セットめを歩き出し、しばらく行くと「白瀬記念館」という看板が目に入る。よく見ると南極探検に関する博物館だったので、時間にも余裕があったし、行ってみることにする。¥600は高かったが、結構楽しかった。「アムンゼン、スコット、白瀬と、同時代に南極点を目指した3人に、運命は栄光と死と苦難という対照的なものを与えた」というフレーズが心に残った。

昼食を金浦駅でとり、5セットで蚶満寺へ。象潟は昔は土地が低く「九十九島」とは、今、陸上になっている所を指すことや、芭蕉が「松島は笑うがごとく、象潟はうらむがごとし」と著し、「象潟や 雨に西施が ねぶの花」の句を詠んだことがわかり、とても面白かった。「西施」が中国の女性の名前であることも初めて知った。

明日は久々に30km以上。山形県入りだ。頑張ろう!