今までも、いくつもの都市をポイントとして頭の中で描きながら歩いてきたが、最後の大きなポイントとして思っていた都市、人吉に着いた。しかし、それにしても今日はものすごく暖かかった。

朝は放射冷却のおかげで古い八代駅前の旅館の部屋はとっても寒かった。ニュースによれば、この冬２番めの冷え込みらしい。

まずは肥薩線で、昨日切った瀬戸石駅まで。瀬戸石発は8:30過ぎ。１～２セットめ辺りは、山の影となってまだ日が照っていない場所を歩いたので、空気がとても冷たく、寒かった。中国山地を歩いていた頃の朝を思い出した。

２セットめで大ショックの発見。というのは、瀬戸石より約８kmの地点に吉尾温泉というのがあり。旅館も２軒あったのだ。よくよく見ればもうここは坂本村ではなく芦北町だったということで、自分の全くのミスであった。参った…。結局、午前中は16kmを３セットで歩く。少し気持ちが焦ったためオーバーペースになり、左足甲を痛めてしまった。今も湿布をしている。

昼前に球泉洞に入る。九州一だというだけあって観光客も多かったが、ちょうど昼時だったのでゆっくり見られた。秋芳洞を思い出させるような見事な自然の芸術だったが、さすがに日本一の秋芳洞ほどではなかった。昼食の後に見た「森林館」も結構良かった。子どもに森林を学ばせるには絶好だと思った。

午後は17kmをまたもや３セット。駅で切っていったのと、時間的制約でこんなになってしまった。宿着は18:15。さすがに疲れた。