西北海道ステージ
日本縦断復路・西北海道ステージ。苫小牧から帯広までの約226kmを歩きました。夏休みを3回使いましたが、さすが北海道、暑さに苦しまずに歩き切ることができました。
コースと日程
この「西北海道ステージ」は、第1回歩行で八戸から苫小牧にフェリーで渡った他は飛行機で往復するようになりました。距離がとても長いので、夏休みを利用して少しずつ歩きました。
ルート選択も大変難しく、JR石勝線沿いに宿が確保できないため沙流川沿いを占冠まで北上し、最大の難所日高山脈越えは日勝峠が危険な上に宿がなく狩勝峠を回りました。
年月 | 場所 | コース | 日数 | 距離 |
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'14.08 | 西北海道 | 苫小牧フェリーターミナル→鵡川駅 | 1日 | 31km |
'16.08 | 西北海道 | 鵡川駅→占冠駅 | 3日 | 85km |
'17.08 | 西北海道 | 占冠駅→帯広駅 | 3日 | 110km |
歩きの記録
第1回歩行は、2014年8月の苫小牧フェリーターミナル→鵡川駅の31kmのコース。北東北歩行で八戸まで歩いた足で夜行のフェリーに乗り、次の日に歩きました。雨に降られると屋根の下で休む場所がない、ひたすら真っ直ぐな道に精神的にやられる、という北海道ならではの2つの洗礼をバッチリ受けました。
→不定期更新日記(33)にも記録があります。
第2回歩行1日目は、2016年8月の鵡川駅→平取町の20kmのコース。近づいてくる台風におびえながら、時折降る霧雨の中を歩きました。午前中は移動に充て午後のみの歩行だったため、雨の心配以外は楽に歩けました。平取は山の中でしたが、小綺麗な建物の並ぶ町でした。
第2回歩行2日目は、平取町→振内町の25kmのコース。北海道上陸コースの台風の影響で、一日中雨の中を歩きました。歩道のない国道で爆走するトラックの跳ね上げた水を頭からかぶるなど辛い歩行でしたが、二風谷ダムやアイヌ文化博物館、振内鉄道記念館と観光もして気が紛れました。
第2回歩行3日目は、振内町→占冠駅の41kmのコース。昨日と一変して晴天のもと暑い歩行となりました。午前中に自販機が1つもなく、途中の水道で汲んだ水で喉の渇きを凌ぎました。午後の一番暑い時間の峠越えもキツかったですが、3日目に故障も出ず41kmも歩けて大満足でした。
→不定期更新日記(37)にも記録があります。
第3回歩行1日目は、2017年8月の占冠駅→トマム駅の25kmのコース。歩行後に電車移動があるにもかかわらず、行きの電車が15分以上遅れたため、気持ちに余り余裕のない歩行となりました。日射しは暑く風は涼しい中を、道東自動車道の完成で車の少ない車道を淡々と歩きました。
第3回歩行2日目は、トマム駅→新得駅の狩勝峠越え43kmのコース。宿を連泊にして荷物を減らした効果もあり、何とか最後まで歩けました。峠は涼しく、休憩中は上下ともレインスーツを着て凌ぎました。旧狩勝線の新内駅跡を訪れたり、旧線上のフットパスを歩いたりして大満足でした。
第3回歩行3日目は、新得駅→帯広駅の41kmのコース。時々霧雨が降る中での歩行でした。特に見所のない真っ直ぐな道ばかり続くコースに、気持ち的に疲れました。最短距離で選んだ河川敷の道で雨が降り、休憩場所にも苦労しました。歩行後の温泉と空港で食べた豚丼に癒やされました。
→不定期更新日記(40)にも記録があります。