2/20 106日め 奥武島→喜屋武岬 22km
今日は沖縄本島踏破の日。摩文仁の丘、県立平和記念資料館、各県の塔、ひめゆりの塔と戦跡を回りながら喜屋武岬まで歩いた。資料館の証言が心に残った。
2/20 106日め 奥武島→喜屋武岬 22km 晴時々曇
今日は本島踏破の日。念願の沖縄本島踏破だ。しかし喜びもつかの間、気分はもう宮古島。そして、石垣島、波照間だ。
朝は衛星放送で「ひらり」を久々に見てからスタート。2セットで摩文仁の丘へ。最初にあった平和記念堂というのは胡散臭いから入らずに「観光コースでない沖縄」の県立平和記念資料館へ行った。
この資料館は団体客もなく、ゆっくり見られてとても良かった。「証言」を第一級資料と位置付ける姿勢も評価されたが、広島のようにVTRで流してくれるコーナーがあっても良いと思った。一番印象に残ったのは、「<集団自決>の真相は、家族、親族同士が殺し合う修羅場であった」という展示で、中でも、ネコイラズを大量に飲みすぎて死ねなかった一家の父親が、自分の親、妻を石や棒で殴打し、子どもも脚を持って泣きながらメチャクチャに叩きつけていたという証言で、最後は気がふれた父親を米軍が捕虜にしたという話だった。とにかく「悲惨」の一言に尽きた。
黎明の塔、健児の塔、各県の塔などを回ってから昼食。昼食後はひめゆりの塔へ。案の定観光客がいっぱいで興ざめだったが、やはり資料館はなかなかのものだった。中でも、ひめゆり部隊の生き残りの女性が直接話をしてくれたのは聞き応えがあった。彼女が、「友達の銃殺前の最後の叫び-「お母さ-ん!」-が今でも耳に残っています」と言っていたのが心に残った。
ラスト2セット歩いて喜屋武岬へ。しかし、喜屋武岬は地図に載っているのと場所が違い、大いに迷ってしまった。まぁ灯台がゴールだったから、結構いいゴールだった。明日は宮古だ!